アメフトのポジションを知ろう!(ディフェンス編)

アメフトのポジションを知ろう!

アメリカンフットボールには、さまざまなポジションが存在し、それぞれに異なる役割と魅力があります。

今回は、初心者の方にも分かりやすく、ディフェンスのポジションについて紹介します。

ポジションの特徴を知れば、アメフト観戦が100倍楽しくなる!

ディフェンシブライン (Defensive Line)

ディフェンシブライン(DL)は、ディフェンスの最前線で相手オフェンスライン(OL)を圧倒し、ランプレーを止めたり、クォーターバック(QB)にプレッシャーをかける役割を担います。力強い体格とパワーを活かして、相手オフェンスを制圧するポジションです。

ディフェンシブライン(DL)は、ディフェンシブタックル(DT)とディフェンシブエンド(DE)に分けられ、それぞれ異なる役割を果たします。

ディフェンシブタックル (Defensive Tackle)

ディフェンシブタックル(DT)は、相手オフェンスの中央に位置するセンター(C)の正面や、センターのとなりに位置するガード(G)の内側に位置し、主にランプレーを止めるための強力なブロックを行います。体の大きさ、力強い体力と粘り強さが求められるポジションです。

注目選手
アーロン・ドナルド(Aaron Donald)@ロサンゼルス・ラムズ
クリス・ジョーンズ(Chris Jones)@カンザスシティ・チーフス
クイン・ウィリアムズ(Quinnen Williams)@ニューヨーク・ジェッツ

ディフェンシブエンド (Defensive End)

ディフェンシブエンド(DE)は、ディフェンシブライン(DL)の端に位置し、主に相手クォーターバック(QB)へのプレッシャーをかける役割を担います。

ランプレーの際には外側に展開されるプレーを守る役割を持ち、パスプレーの際にはオフェンスライン(OL)の外側から強烈にラッシュしてクォーターバック(QB)にプレッシャーをかけ続けます。このため、ディフェンシブエンド(DE)には速さと機動力が求められます。

注目選手
マイルズ・ギャレット(Myles Garrett)@クリーブランド・ブラウンズ
ニック・ボーサ(Nick Bosa)@サンフランシスコ・49ers
T.J. ワット(T.J. Watt)@ピッツバーグ・スティーラーズ

ラインバッカー (Linebacker)

ラインバッカー(LB)は、ディフェンシブライン(DL)の後ろに位置し、ランプレーを止めたり、パスカバーに参加したりします。

守備の司令塔としての役割を持つことが多く、幅広い知識と分析力はもちろんのこと、フィールド全体を見渡して素早く対応するアジャスト能力も求められます。

インサイドラインバッカー (Inside Linebacker)

インサイドラインバッカー(ILB)は、ディフェンシブタックル(DT)の後ろに位置し、試合全体をコントロールする役割を担います。基本的にはランプレーを守る選手ですが、パスプレーの際にはフィールドの中央のエリアを守ることが多いです。

また、ブリッツ(ディフェンシブラインの後ろからクォーターバック(QB)にプレッシャーをかけるために突撃する)を仕掛けることがあります。

注目選手
フレッド・ワーナー(Fred Warner)@サンフランシスコ・49ers
ロークアン・スミス(Roquan Smith)@ボルチモア・レイブンズ
ボビー・ワグナー(Bobby Wagner)@シアトル・シーホークス

アウトサイドラインバッカー (Outside Linebacker)

アウトサイドラインバッカー(OLB)は、ラインバッカー(LB)の両サイドに位置し、パスラッシュやパスカバー、ランプレーの対応など多様な役割をこなします。インサイドラインバッカー(ILB)同様、クォーターバックへ(QB)のプレッシャーをかけることもあります。

注目選手
ミカ・パーソンズ(Micah Parsons)@ダラス・カウボーイズ
マット・ミラノ(Matt Milano)@バッファロー・ビルズ
ディビン・ホワイト(Devin White)@タンパベイ・バッカニアーズ

ディフェンシブバック (Defensive Back)

ディフェンシブバック(DB)は、ディフェンスの後方に位置し、パスカバーに重点を置いています。パスプレーにおいては、相手のワイドレシーバー(WR)をマークして、インターセプト(投げられたボールをキャッチして相手の攻撃を断つこと)を狙います。ランプレーでは、長い距離を進まれないように最後の砦としてタックルを行うポジションです。

コーナーバック (Cornerback)

コーナーバック(CB)は、ワイドレシーバー(WR)と対峙し、主にパスを防ぐ役割を担います。スピードとクイックネスが重要で、インターセプトできれば試合の流れを一変させることができます。

また、近年では、ワイドレシーバー(WR)の大型化が進んでおり、ワイドレシーバー(WR)に対峙するコーナーバック(CB)もこれに負けない力強さが求められるようになりました。

注目選手
ジャイリ・アレクサンダー(Jaire Alexander)@グリーンベイ・パッカーズ
サウス・ガードナー(Sauce Gardner)@ニューヨーク・ジェッツ
デンゼル・ウォード(Denzel Ward)@クリーブランド・ブラウンズ

セーフティ (Safety)

セーフティ(SF)は、ディフェンスの最後方に位置し、フィールド全体を守る重要な役割を担っています。パスプレーを止めるために、ボールの動きを素早く見極める力や、俊敏な動きが求められます。また、ランプレーを防ぐためには力強さも必要です。

セーフティには、ストロングセーフティ(SS)とフリーセーフティ(FS)の2種類があります。

ストロングセーフティ(SS)は、ランプレーに積極的に参加し、相手の攻撃を食い止める役割があります。一方、フリーセーフティ(FS)はディフェンスの最後方に位置し、フィールド全体を見渡しながら、パスをカットしたり、最後の砦としてのタックルを行います。

このようにセーフティ(SF)は、パスやランの両方に対応できるオールラウンドな守備の要としての役割を持ちます。

注目選手
ダーウィン・ジェームズ(Derwin James)@ロサンゼルス・チャージャーズ
ミンカ・フィッツパトリック(Minkah Fitzpatrick)@ピッツバーグ・スティーラーズ
ジャスティン・シモンズ(Justin Simmons)@デンバー・ブロンコス

おわりに

ディフェンスのポジションについて、お読みいただきありがとうございました!

アメフトは、ポジションごとに明確な役割があり、それぞれがチームの成功に重要な役割を果たしています。ディフェンスの役割を理解することで、アメフト観戦がより楽しくなります。

次回もぜひ、このブログを通してアメフトの世界をさらに楽しんでもらえると嬉しいです!

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